裁定取引とは?

裁定取引という言葉を聞くとなにやら堅苦しいイメージがするものです。

これは金利差や価格差などによって利益を得るための取引方法のことを言います。

裁定というと裁判所などの上からの決定というイメージもありますが、この取引においては関係がありません。

ある商品を安いところで購入し、高いところで売却すれば利益を得ることができます。

その仕組みを金融の世界で適用したのが裁定取引なのです。

取引における基本中の基本といってもよいでしょう。

たとえば金利の低い日本でお金を調達し、金利の高いオーストラリアドルを購入することによって利息による利益を得ることができます。

特定の国や地域で需要が急増している商品を他の国から調達することによって、売却することでも大きな利益を得ることができるでしょう。

北京オリンピック前の中国で金属の需要が急激に高まったことは記憶に新しいところです。

金融の世界ではより高度な方法でも裁定取引が行われます。

たとえば現物取引と先物取引の活用。

ある商品を購入する場合、現物を購入し先物を売っておくのです。

そうすれば値上がりすれば現物取引で利益を上げることができますし、値上がりすれば先物取引で利益を上げることができます。

一か八かの勝負を避け、リスクを最小限にとどめながら利益を上げることができる手法としても裁定取引は非常に有効なのです。

株式市場はさまざまな要因で変動します。

そんな状況の中、リスクを回避しつつ最大限の利益を上げるためにも裁定取引が重要なカギを握ることになります。